2008/11/16

CentOS5にZABBIXをインストール

最近めっきり記事を書くことができませんでした。
今回は統合監視ツールのZABBIXをインストールしてみます。
今までMRTGとSNMPを使用してネットワークやリソースの監視を行っていたわけですが、ZABBIXを使えば比較的簡単にインストールできそうです。

データの保存にMySQLを使用するので、yumでMySQLをインストールします。
他に、SNMPのライブラリ、PHP関連パッケージも必要なので入れておきます。

# yum install mysql mysql-server
# yum install net-snmp-libs
# yum install php php-bcmath php-mysql php-gd

他にfpingとiksemelのパッケージに依存関係がありますが、これらはyumからインストールすることはできません。
なのでDAGからrpmを持ってきてインストールします。
今回はiksemel-1.3-1とfping-2.4.1.b2.2を使用しました。

# wget http://dag.wieers.com/rpm/packages/iksemel/iksemel-1.3-1.el5.rf.i386.rpm
# rpm -ivh iksemel-1.3-1.el5.rf.i386.rpm
# wget http://dag.wieers.com/rpm/packages/fping/fping-2.4-1.b2.2.el5.rf.i386.rpm
# rpm -ivh fping-2.4-1.b2.2.el5.rf.i386.rpm

これで依存関係があるパッケージの導入は完了です。
ZABBIXの本体とWebのインストールを行います。
パッケージは、本家サイトからrpmをダウンロードしてきます。
あとはダウンロードしたパッケージをインストールすることができます。

# rpm -ivh zabbix-1.4.5-1.el5.i386.rpm
# rpm -ivh zabbix-web-1.4.5-1.el5.i386.rpm



設定
まずMySQLにデータベースの作成とユーザの作成を行います。
データベース名zabbix、ユーザ名zabbixを作成します。

# mysqladmin create zabbix
# mysql
mysql> grant all on *.* to zabbix@localhost identified by 'hogehoge';
mysql> \q

次にZABBIXに使用するデータベースの初期化を行います。

# cd /usr/share/doc/zabbix-1.4.5/dbinit
# cat schema/mysql.sql |mysql -uzabbix -p'hogehoge' zabbix
# cat data/data.sql |mysql -uzabbix -p'hogehoge' zabbix
# cat data/images_mysql.sql | mysql -uzabbix -p'hogehoge' zabbix

次に/etc/zabbix/zabbix_server.confを編集し設定を行います。
変更する箇所はDBPasswordをコメントアウトし、DBに設定したパスワードに変更します。
ここまで完了したら、zabbixを起動します。

# /etc/init.d/zabbix start

次にWebUIから設定を行います。
最初にhttpdを再起動しないと、zabbix-webでインストールした設定が読み込まれないようなので再起動しておきます。
再起動後"http://<インストールしたサーバ>/zabbix/index.php"にアクセスすると下記のような画面が表示されるので、指示に従って質問に答えます。


途中でPHPの設定を編集するように促されたので、/etc/php.iniのmax_execution_timeを300に、data-timezoneをAsia/Tokyoに変更してhttpdを再起動しました。
最後に/etc/zabbix/zabbix.conf.phpをダウンロードして上書きするように指示されるので、ダウンロードし、サーバの該当ファイルを上書きします。
すべてが終了したらログイン画面が表示されるので、ユーザ名admin、パスワードは空白でログインします。

使用方法についてはまた別の記事で書こうと思います。